●京都・ミスきもの派遣活動●
2014年7月30日(水)に「京都・ミスきもの」の派遣活動がありました。
皆さま、残暑の折いかがお過ごしですか?
お盆を過ぎ、また暑さが戻って参りましたね
さて、今回は時間を少し戻って、
真夏の「京都・ミスきもの」の活動報告をさせてください
京都できものを着てお出かけする時には必携の
「京都 きものパスポート」が
今年も10月から配布される予定です!!
そのモデルを2014 京都・ミスきものの
田中彩美と富田梨香で務めさせていただきました今回は午前中2箇所での撮影の様子をレポートしたいと思います
まず、河原町御池にある市田美容室でお支度を済ませると、
向かったのは本日初の撮影場所養源院さまです。
養源院は文禄3年(1594年)戦国武将浅井長政の菩提を弔うため、
長政の長女・淀殿の願いにより、豊臣秀吉によって建立されました。
その後火災に遭い焼失しましたが、長政の三女・お江与によって再建されました。
現在の本堂は再建時の姿をとどめていると言われています。
本堂は伏見城の遺構で、
落城の際自刃した徳川方の鳥居元忠をはじめとする武将達380名余の
洗っても削っても落ちない血の跡が染み込んだ廊下を、
供養のため天井に上げ、現在は「血天井」として有名です。
今でも天井を見上げると、その跡をはっきりと見ることができます。
最期を思うと言葉を失ってしまいました。
また、養源院には所蔵品として、
俵屋宗達による「松図(重文)」「白象図(重文)」「唐獅子図(重文)」や、
狩野派による襖絵、狩野山楽による「唐獅子図」「牡丹図」、
松花堂昭乗による「張果老図」等、
桃山時代から江戸初期にかけて「桃山美術」の担い手として活躍した
代表的な画家による作品が数多く残されています。
今回私たちは、この俵屋宗達の「松図」の前で
ポスターの写真を撮らせていただきました。
残念ながら京都 きものパスポートが完成するまで、
皆さまにお写真をお見せすることができないのですが、
お手許に届きましたら、ぜひご覧いただきたく存じます。
ダイナミックで荘厳な雰囲気の松図を前に、
この時ばかりは私共も、シャンとしています(笑)!
養源院は京都駅からも近く、沢山の文化財を有する名所です。
小堀遠州作のお庭も四季を通して楽しむことが出来ますので、
ぜひお近くにいらした際には、
京都きものパスポートを片手に訪ねてみてください
さて次は、少し北に移動しまして、午前中二ヶ所目の撮影場所、祇園白川です。
まさに京都という感じのお茶屋さんや甘味屋さんの間を流れる白川は、
ひと時暑さを忘れさせてくれます
(疎水にダイブしたい…!)
この辺りに美味しいパンケーキ屋さんがあると聞いて、
私たちの頭の中はパンケーキでいっぱい!
田中さんとパンケーキの話をしたり、
2014のミスたちをフルーツに例えたりしていたらパシャリ、、、
二人で並んで歩く写真を撮る時には、
二人の息があっていることがとても大切なんだそうです
私たちはどうでしょうか?出来上がりが楽しみです。
7月に袷のきものを着て屋外での撮影、考えただけでも暑いはずですが、
撮影中、そんなことは一切感じませんでした。
スタッフの皆さまが氷を用意して下さったり、
ずっと団扇で扇いでいて下さったり、
涼しい場所に案内して下さったり、
沢山のお心遣いを賜り、本当に楽しく撮影させて頂きました。
この場をお借りして御礼申し上げます。 ありがとうございました。
私共も完成を楽しみに、陰ながらではありますが、
良いポスターになるよう心からお祈り申し上げます
この、私共がモデルを務めさせていただいた
京都 きものパスポートですが、10月~新しい冊子が使えます。
パスポート記載のお店や寺院、イベントなどで
きものを着て、このパスポートを提示すると、
記念品を頂けたり、割引が受けられたり、嬉しい得点が沢山あります
京都きものパスポートを最大限に活用して、
皆さまもご一緒に京都でのきもの生活を楽しみましょう
詳しくはこちらの京都きものパスポートのホームページをご覧ください。
http://www.kimono-passport.jp
今回は字が多くなってしまいました。
皆さま、最後までお付き合い頂きありがとうございました
暦の上ではもう秋ですが…
それでもまだまだ暑い日が続きます。。。油断大敵です。
皆様が残りの夏を元気にお過ごし下さいますよう、お祈り申し上げます。
(所々のオフショットで二人の首から垂れているコレ、
手拭いで氷を巻いたものを用意して下さいました。とても効果があります!)
夏の京都のオススメスポット✨
杉洞(森永湛堂老師)
この門を入れば
涼風おのづから
これだけで期待が高まりますね
「この門」とはこちら、南禅寺の三門です。
手元にはあらぬページが開いた本があって、風が来たんだなと感じます。
真夏の京都も捨てたもんじゃありません
また、寒くなる前にお会いしましょう。ありがとうございました
この老師の句にもある通り、
本当に、この三門はとても良い風の通り道になっています。
夕涼みに本を持って行くと、いつの間にかうとうと としてしまったり…
水の流れる音を聴きながら、
青もみじを眺めて…