春の訪れに心が浮き立ちますね
こんにちは、「2014京都・ミスきもの」の辰田有理子です
随分と温かくなったおかげで、愛犬の散歩も行きやすくなり
引っ張られるままについつい遠回りをしてしまいます(笑)
さて、1月30日(金)、31日(土)に、
第3回目の研修会が行われましたので
その研修会の様子をレポートさせていただきます
第3回目の研修会は、京染卸商業組合より
遠藤明さんと橋村彰太さんが講師として来てくださいました
今回の研修会の内容は、
「たたみ方とメンテナンス」です!
まずは帯のたたみ方から。
ズラッと並べられた帯は、
袋帯、名古屋帯、夏用の帯など合わせて9本
遠藤さんが帯の説明をされながら
実際にたたんでいきます。
名古屋帯は、お太鼓のところにシワが入らないよう
気をつけないといけないので難しいです
私も最初はコツがなかなか掴めず、
パズルのように何度も何度もやり直しながら
覚えていきました
次に、きもののたたみ方です。
きもの、長襦袢、羽織でたたみ方が少しずつ
違ってまいりますので、これもなかなか
覚えるまでが難しいです!
みなさん真剣な表情で手順を覚えておられました
説明が終わって、次は自分で
実際に帯、きものをたたんでゆきます!
「こうだったかな?」「合ってるかな?」と
試行錯誤しながらみなさん綺麗に
たたんでおられました
次はメンテナンスのおはなしです。
きものは主に絹で出来ていますので水洗いが出来ません
なので、汚さないよう気をつけるのが最も大事なことですが、
それでもふとした時に、不注意で、
大切なきものを汚してしまうことも…!
そんな時に、家庭で出来るメンテナンスの方法を
橋村さんが教えてくださいました
今回は、きものに口紅がついてしまったという体で
実際に自分たちで汚れを除去します。
使用する道具はこちら
馬の尻尾をまとめたものと、
容器に入っているのはベンジンです。
たったこれだけ!
※ベンジンは引火するので、取扱注意★
タオルの上に汚れた部分を乗せて、
道具の先にベンジンをひたし、
勢いよくバンバンバン!と叩いたり擦ったりします。
これを何度か繰り返すと、
どこが汚れていたのか分からない程に…!
この工程も、実践してゆきます
ベンジンは薬局で、
ハケは画材道具屋さんで購入できるそうです
しかし家庭で取れる汚れは限りがあり、
下手に触ってしまうと逆効果になる危険性もあるので
出来るだけ専門のところへ早めに持っていってください、とのことです
あっという間の二時間でしたが、
とても内容の濃い、為になる研修会でした…!
遠藤さん、橋村さん、ありがとうございました
続いての第4回目の研修会は
「京友禅と西陣織」です
研修会の様子はまた後日レポートいたします!
お楽しみに!
辰田 有理子