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第4回研修会 2014/2/14・15

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2014年2月14(土)15(日)に、研修会がありました。
第4回研修会は「京友禅西陣織」です。

まずは、「京友禅

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講師は、京都友禅協同組合田辺哲也さん
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型や草案を見せて頂きながら、きものの出来上がる工程を説明頂きます
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京友禅には様々な工程があり複数の職人さんの手で、一つのきものが作りあげられます。

VTRによって、工程を見せて頂きましたよ


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京友禅はまさしく分業制です

何人もの職人さんが、京友禅のきものを繋いでいきます。

こちらは下絵です
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金彩金箔を寸分のくるいも無く載せていきます
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引染染料を均一に染めていきます

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水元は、水で糊を落とす力仕事です
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それぞれが気が遠のくような大変な作業ですが、
全部でなんと20程の工程があります
一つとして欠かす事はできません
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手を触れて良いですよと、田辺さん
たくさんの職人さんによって丹誠込めて出来上がった京友禅は、目を見張る程の艶やかさです
一連の流れを知った後は手を触れるのに、なんだか躊躇してしまいますよね
繊細で煌びやか。美しいです。

後半は、「西陣織」について。
西陣織工業組合瀬川尊之さん、勝山龍一さんが講師です。
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こちらも、実際に使われる糸や帯を見せて頂きながら、説明頂きました

5000年前に中国から伝えられたとされる絹織物。
蚕によって生み出される絹は、軽くて暖かです
糸染めによって、色鮮やかな色に染め上がります。
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きつく張った経糸(たていと)に緯糸をのこぎりの歯のように
削った中指の爪で掻き寄せながら織っていく綴れ織(つづれおり)
多色の色糸を緯糸(よこいと)に使用した錦織(にしきおり)
立体的な模様表現で織られた唐織(からおり)

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帯の織の種類も様々ですね


ルーペで観察検索アイコン研修生の皆さん、違いがわかりましたでしょうか??
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こういった一織り一織りの繊細な技は、なかなか近くで見ないとわかりませんが
実際に手で触れ、説明頂くとよく理解できますね

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これらの工程は、普段の私たちでは知ることのできない作業です。
日本の伝統美の奥深さを改めて知る事のできた一日になったのではないでしょうか

次回は、「ミスきものの心得」です。
ウォーキングや立ち居振る舞いなど、
ミスきものになる為の知識が詰まっています。
素晴らしい京都の文化を自信を持って身にまとえるよう、
皆さん頑張って下さいね
私も陰ながら応援していますね

花村 麻衣


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