みなさま、こんにちは!
「2014京都・ミスきもの」の辰田有理子です
先月、大学の卒業式がありました。
会場で大学生活を共にした友人と思い出話に花を咲かせるうち、
あぁ、もう会えないんだなぁと、当日になって卒業の実感がわき、
思わず涙ぐんでしまいました
皆の袴姿や振袖姿がとてもまぶしかったです。
さて、3月6日(金)、7日(土)に
第6回目の研修会が行われましたので、
その研修会の様子をレポートさせていただきます
第6回目の研修会は「ふろしきと贈答のお作法」!
京都織物卸商業組合より小山祥明さんが
様々な実演を加えながらご指導くださいました
今回の研修会は、烏丸駅近くにある
宮井株式会社本店にて行われました。
たくさんのふろしきや袱紗が並んでいます!
早速研修会、スタートです!
まずは、ふろしきの基本から。
ふろしきには小さなものは45cm、大きなものは238cmまで
用途に合わせ様々な大きさがあります。
(合わせるとこんなに違いが!↓)
大きなものになるとお布団まで包めてしまうそうです
そして生地にも色々種類があり、絹、綿、レーヨン、
最近ではポリエステルのものも多く作られています
続いて包み方これが本当に面白いのです
去年、この研修会を受けるまでは
ふろしきは衣類やお弁当箱を包んだりするだけのもの、と
思っていました…が、
ワインだって包めてしまいます!
2本でも
3本でも
この通り!
もちろん全て同じサイズのふろしきです!
他にも、エコバックの作り方もレクチャーしてくださいました
皆さんで一緒にエコバックを作りました
このエコバック、15秒もあればパパッと作れてしまいます!
しかも、スーパーのレジ袋よりも容量が大きく、頑丈です
包み方は、宮井ふろしきさんのホームページでも
ご紹介されていますので是非ご覧ください→こちら
続いては、贈答のお作法についてです。
今回は結納を行う際のお作法を学びました
お宅に訪問し、結納品を贈答する時
結納品が外気に触れないよう(汚れないよう)
ふろしきで包むのがマナーとされています
広蓋の上に結納品を乗せ、袱紗をかぶせて
中包み用のふろしきでまず包みます。
この時、ふろしきは結ばず、平包みにします。
(結びを解くのは縁起が良くないと考えられるため)
更にその上から、外包み用の家紋入りふろしきで包みます。
お宅に着いた際は、玄関で外包みのふろしきを解き、
お宅へ上がり相手さまの前で中包みのふろしきを解いて
お渡しします。実際にその練習もしました
少し難しい話でしたが、皆さん真剣に
お話を聞いておられました
ふろしきには様々な使い方があり
突然荷物が増えたとき、突然雨が降ってきたとき、
ふろしき一つあれば鞄を作ったり、帯にかけたりと
とても便利です
私も出掛ける際は必ずひとつ持って行きます
是非皆様もお気に入りの一枚を
お出かけに連れて行ってあげてください
小山祥明さん、ありがとうございました
辰田有理子