みなさまこんにちは
2016京都・ミスきもの 田代詩歩です
春の暖かさが近づいてまいりましたね
そのためでしょうか?最近、寝ても寝ても眠たい・・・
春眠暁をおぼえずです
さて今回は、2016年3月11日(金)12日(土)にありました
研修会の様子をレポートをさせて頂きます。
第6回目の研修会は「ふろしきと贈答のお作法」です。
場所は烏丸駅近くの宮井株式会社本店。
講師は、宮井(株)企画開発室課長の小山祥明氏です
まず、ふろしきについて。
「ふろしき」とは、ものを包むための四角形の布。
物品の運搬、収納、保護、統括する機能をもった生活用品です
みなさんはこの漢字何と呼ぶかわかりますか?
わたくしも「かろうら・・・かるら・・・。
ん??????」とこんな状態でした
これは「かるらづつみ」と呼び、
迦楼羅舞(かるらまい)というインドの舞の衣装を包んだことから由来しています。
同じく「獅子包み」も獅子舞からきております。
確かにそういわれてみれば
ベーシックな包み方です
またふろしきには、小さいものでは45cm、
大きいものでは208cmと用途に合わせて様々な大きさがあります
比べるとこんなに違いが同じふろしきなのに不思議ですね
生地の種類も豊富で、絹・綿・レーヨン・アセテート、
最近ではポリエステルなどもあります
また包み方もさまざま・・・
ビン1本
ビン2本
なんと3本も包めちゃう
ふろしきは形の変化が自由自在
そして生地が布なので破れる心配がありません
次に袱紗についてです。
「袱紗」とは元は埃よけの掛け布。
贈答行為が儀礼化することにより
「掛ける」ことの役割が重要視されるようになりました。
袱紗の使用例を含めた、
袱紗・盆・ふろしきの一般的な合わせ方を教えてくださいました。
そもそもなぜ袱紗は必要なのか?しきたり ってたいそう・・・。
そう思う方も少なくないと思います。
袱紗の役割として
・(埃よけから転じて)清らかな空間を作り出す「区切り」「結界」
・袱紗の文様で情意を語る「メッセージの伝達」
があります。
確かに「露出をしていない=清らか・清純」というイメージはありますね
また二重に被せることによって、
活気が失われることや劣化を防ぐということにつながります。
最後に、2階のギャラリーでふろしきと袱紗を鑑賞させて頂きました。
京都をイメージしたものや四季折々のものなど、
様々な柄のふろしきや袱紗が展示されており・・・
ふろしきの包み方の色々も
包み方の本もあり、楽しかったです
出かける際、なぜかいつも荷物が多いわたくし・・・
エコバックを持つのもいいですが、
ふろしきを鞄からサッと出すと粋で何より便利ですよね
このように、日本の伝統文化が時代と共に柔軟に変化しながら
受け継がれていることを考えることができ、改めて誇りに思います
今回が最後の研修会です。
研修を通して、みなさんのどんどん美しくなっていく姿を見ることができました
ここで得た知識は、これから先どのような場所でも役立つでしょう。
自信を持ってくださいね
研修会おつかれさまでした。
たしろ しほ
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第6回 研修会 3/11・12
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