こんにちは
2018京都ミスきもの平田あさ美です
日に日に夏らしい気候になってきました
皆さまいかがお過ごしでしょうか
さて、先日
東洋学園 すみれ同窓会の
「時代衣裳」の着付けのモデルに
行ってまいりました
時代衣装
さて、どのような姿に変身するかと申しますと
関東芸者さんです
芸者さんのモデルをするのは
はじめての事で
お話をお伺いした時からとっても
楽しみにしておりました
ちなみに
京都では、芸妓(げいこ)さんと
いいますが
関東では、芸者(げいしゃ)さんと
いいます
今回の着付けは、
舞台上でとなります
それまでに
お化粧やかつらの準備をして頂きました
芸者さんのお化粧といえば
皆さまご存知のとおり
白塗りです
真っ先に、
白塗りのお化粧が始まるかと思いますと
いえいえ違うんです
まずは、
仕上がりを見て頂きたいと思います
じゃん
えーっと別人です
ここで、見て頂きたいのが
目元と頬がほんのりピンク色をしているのが
お分りいただけますでしょうか
これは、白塗りの後に塗った
のではなく
実は白塗りの前なんです
その様子がこちら
白塗りの前に
目元、頬からおでこにかけて
これだけ赤く塗っているのです
そして、その上から
白塗りとなります
びっくりです
その後
眉、目元、口紅とお化粧が進みます
かつらを着用し先ほどの姿となります
芸者さんはこのメイクを
お一人でなさるなんて
改めて感動することばかりでした
さて準備ができた所で
いざ、本番です
着付けは、お二人にして頂きます
前で着付けて下さる方を、
前方(まえかた)さん
後ろで着付けて下さる方を、
後ろ方(うしろかた)さんと呼びます。
今回、前方さんをしてくださったのは
東洋きもの専門学校
の卒業生でもいらっしゃいます
古谷野 貢様
着付けにメイク、そしてかつら合わせを
して頂きました
後ろ方さんをしてくださったのは、
古谷野様とご一緒に活動なさっています
宮木 喜代子様
お二人の息がぴったりと合って
着付けがあっという間に進んでいきます
襟元、腰の線、裾にあります
衣紋は多目に抜き、襟元もゆったり開けて
裾合わせは、
太ももぴったりに巻きつけるようにし
前幅は、折り返して裾さばきよくします
帯の上に赤い布が見えていると思いますが
これは、一丈(いちじょう)と言って
伊達締めの代わりに
4メーター弱の緋ちりめんを巻きつけます
これを巻くことにより、
腰のラインが美しくなるそうです
歩くにつれて垂れが
左右に揺れて柳のように見える為
このような名がついたようです
ちなみに、京都の芸妓さんの帯結びは、
角出しもしくは、大きめの二重太鼓だそうです
着付けをして頂いている間も
司会の先生の解説をお聞きし
とても勉強になることばかりでした
今回とても貴重な体験をさせて頂きましたこと
東洋きもの専門学校の関係者の皆様
また着付けをご担当くださいました
古谷野様、宮木様
心より感謝申し上げます
ありがとうございました
これから益々暑い日が続きますが
呉々も熱中症など
皆さまお身体ご自愛くださいませ
2018京都ミスきもの
平田あさ美