こんにちは
2022京都・ミスきもの 中田 麻奈恵です
先日は、京丹後で「丹後ちりめん」について学ばせていただきました
中田安澄ちゃん、臼井ゆいちゃんと
京丹後は、京都府北部の日本海に面する地域です代表的な観光スポットとしては、日本三景の1つである天橋立や伊根の舟屋等があり、さらに「丹後ちりめん」の発祥の地としても知られています
「丹後ちりめん」とは、きものの代表的な生地のことで、約300年に渡り継承される伝統技術により生産されます。
最大の特徴は、生地の表面にシボと呼ばれる細かい凸凹です 上記パンフレットの表紙にもなっています
そこで今回は、丹後ちりめんができるまでの一部を見学させていただきました
①製織工場
たて糸とよこ糸を織り機に掛け、織りの作業になります。織りの技術により、柄の濃淡や形が表現できるそうです
目では追えないほどのスピードで次々に模様が出てくる様子にとても驚きました
②精練工場🏭
①で織られた生地の次の工程となります。
こちらでは、不純物を洗い流す、精練という作業があります。ここで、凸凹のしぼができますなお、精練の際に使用する水は、京丹後の良質な水であることが大切だそうです
その後、水洗い・脱水・乾燥を経て、乾燥で縮んだ生地の幅や長さを揃える幅出し、検査を得て出荷となります
なお、厳格な検査を受けたちりめんには、丹後ちりめんの証であるブランドマークが印されます
完成後の丹後ちりめんは、肌触りがしなやかで柔らかくなっていましたまた、生地のシボ、凸凹によって光が乱反射し、より一層美しくなっていました
出荷後は、①の製織元へ帰っていきます
最後に、完成後の様々な生地を見せていただきました歴史ある柄を始めとし、時代に沿ったデザインの施されている生地もありました
手に持っているのは、あまびえのマスクとマスクケースです丹後ちりめんをベースに疫病退散の願いを込めて、アマビエの柄が織られています
ここで、余談ですが...
昼食には京丹後で有名なばら寿司をいただきました
10月の京都名匠会において、購入した際にとても美味しくて、ファンになりました本店にお伺いでき、とても嬉しかったです
最後になりましたが、今回の研修において、多岐にわたるお話をしてくださった皆様方、本当にありがとうございました
2022京都・ミスきもの 中田麻奈恵