●京都・ミスきもの 派遣活動●
2014年9月27日(土)に、「京都・ミスきもの」の派遣活動がありました。
家近くのグラウンドから、運動会のにぎわいが聞こえてきます。
子どもたちが真剣な表情で組み体操の練習をしているのを見ると
なんだか私まで感極まって泣いてしまいそうになります(笑)
皆様いかがお過ごしでしょうか?
こんにちは!「2014京都・ミスきもの」の辰田有理子です
先日、9月27日に京都市美術館で併催されておりました
第31回工芸染匠作品展覧会と第18回全国きものコンクールに
介添え役として参加して参りました!
工芸染匠作品展覧会は、京都でものづくりをされている有名な染匠さんが、
日頃の研鑽研究の成果を発表する場でございます。
それぞれの個性溢れる京友禅が展示されているその空間は
なんとも雅びやかで、思わずため息が出るほどです…
素晴らしい作品がたくさん展示されておりましたが、
その中の三作品を少しご紹介したいと思います。
(特別な許可をいただき、写真撮影をさせていただきました。)
まずは経済産業大臣賞を受賞された作品でございます。
葉ひとつひとつに至るまで繊細に描かれており、
今にも葉擦れの音が聴こえてきそうです。
帯にはイチョウと紅葉がはらはらと落ちていく様子が描かれており
儚げで美しく、まさに日本の美学を感じました。
実際に着用すると、またガラリと印象が変わるのでしょうね
続きまして、京都府知事賞を受賞された作品でございます。
初見で人をハッとさせる、そんな印象強いお着物だと思いました。
黒地に描かれた鬼灯の柄が浮き立って見え、目を惹きつけます。
帯は、まるで霧がかかった山々がたたずんでいるようで
個人的にとても心惹かれた作品のひとつでした。
こちらは近畿経済産業局長賞を受賞された作品です。
着物や帯に描かれている花や草木がなんともあたたかく
着る人を美しく魅せる、上品なお着物だと感じました。
まるで木漏れ日が射すようで、見ていて本当に癒されます。
作品によってそれぞれ違った個性があって面白く、
私も会場内を回って拝見しておりましたが
一日中ここにいられるな、と思いました…
そして同じ美術館内で併催されておりました全国きものデザインコンクールは、
毎年「わたしが着たいと思う」着物のデザインを全国公募し、
5,000点近くの応募から選ばれた入賞作品を京都市美術館で展示、
表彰を行うというものです
小学生以下の部門から一般の部門まで幅広く公募されており、
「こんな着物が着たい!」という思いが詰まった皆様の作品は
どれも素敵で、夢が溢れていました
私はこの美術館会場内にて
お客様とお話や写真撮影をさせていただいたり、
きものデザインコンクールの表彰式の介添えをしたりしておりました
会場には、私がこの日着用しておりました振袖の作り手さんも
いらっしゃり、着物についてたくさんのお話を聞かせていただきました…!
「ひとつひとつ心を込めて作っているから、一目見て自分が作ったものだと分かる。」
というお言葉にとても心打たれました。
着物は完成するまでに時間がかかる分、作り手さんの想いも
たくさん詰まっているのですね。素敵です…。
お昼からは、みやこめっせにて行われました
「全国きものデザインコンクール」の表彰式に
介添え役として参加いたしました
会場には幅広い年代の方々が集まっておられ、
主催側関係者のご挨拶や、美術館館長さまのご講評の後
表彰式が始まりました!
振袖を着て来られた受賞者さまも
緊張のあまり泣き出してしまった小さな受賞者さまも
いらっしゃいました
愛らしい姿に会場は一瞬にして和やかに…笑
受賞された方々の作品を拝見いたしましたが、
どれも独創的で美しく、素晴らしい作品ばかりでした。
受賞者さまの中に、将来着物絵師や図案家として
ご活躍される方がいらっしゃるかもしれませんね!
このような素敵な日にご一緒させていただいたこと、
とても嬉しく思います
最後にはなりましたが、工芸染匠の関係者のみなさま、
きものデザインコンクールで受賞されたみなさま、
会場でお世話になりました皆様、ありがとうございました!
来年は、私も「全国きものデザインコンクール」に
作品を応募してみたいと思います
目指せ入賞!笑