●京都・ミスきもの 派遣活動●
2015年3月18日(水)に「京都・ミスきもの」の派遣活動がありました。
皆さま、こんにちは。
2014京都・ミスきものの花村麻衣です。3月18日水曜日、みやこメッセにて京友禅競技大会が行われました。
京友禅競技大会は、今年で66回目となります。
京都では、最大級の京友禅の展示会です。
経済産業大臣賞を始め、多くの受賞作品と共に
展示された京友禅の数は、なんと230点
色とりどりの華やかな展示場に、私も心躍ります♪
今回は、特別企画展「琳派400年」等も併催され、
より華やかな展覧会となりました。
入口を入ると早速琳派をイメージした
漆黒に金の模様が入ったパネルが出迎えてくれました
琳派とは、本阿弥光悦や俵屋宗達らに代表される日本美術の系譜。
建仁寺の「風神雷神屏風絵」が有名ですね。
家伝によらず受け継がれた様式であり、
琳派は、尾形光琳の「琳」をとって名付けられました。
琳派のパネルを潜ると、
早速、尾形光琳の国宝「紅白梅図屏風」をイメージされた振袖が
出迎えてくれましたよ
振袖一面に散りばめられた梅から、
今にも早春の香りが漂ってきそうな
愛らしい振袖です
続いて、お宮参りのこども用のきものも展示されていました。
柄も色味もサイズ感も、可愛いらしいですね
そしてなんとなんと、
今回は「型彫り」の実演がされていました伝統工芸士の和田則照さんです
型彫り(かたぼり)とは、
京友禅の柄を染める時に使う型を作る工程です。
この小刀という道具を使い、
渋紙に描かれた笹の模様を
巧みに切り抜いていらっしゃいました
こちらは「摺(す)り友禅着尺」
なんと、45枚の型を使って染められた反物です。
摺り友禅とカチン摺りは、京都の型友禅の原型とも言える
昔ながらの技法です。
染め用の刷毛(はけ)で、摺り込んで染め上げられます。
お隣りには、型染めで染められた絵本がありましたよ。
皆さんご存知の童話「はなさか爺さん」が描かれていました
皆さんご存知の童話「はなさか爺さん」が描かれていました