こんにちは
2017年度『京都ミスきもの』桑原彩です
今回で来年度の『ミスきもの』のための研修会も最後、
テーマは「たたみ方とメンテナンス/消費者との話し方」 の講義でした。
まずは、たたみ方のレッスン
袋帯と名古屋帯のたたみ方の違い、そして、きものと長襦袢のたたみ方の違いも、皆さんばっちりかな?
綺麗にたたむことで、きものも長持ちしますし、とっても大切なレッスンです。
あとは実践あるのみですね!
そして、メンテナンスについて
わたしたちが普段活動で着る振り袖は、大切な一点ものだったり、大変手間がかかった高価なもの。
それをもし汚してしまったらどうすれば良いのか、講義いただきました。
まず、汚してしまったら、以下の2つが大事です。
絶対にそのままにしておくこと
早めに悉皆に出すこと
汚してしまった時に、タオルで拭いたり擦ったりすると、絹の繊維が毛羽立ち、元に戻らなくなるからです。
講義中に、私にも質問が飛んできました。
(先生)「水たまりがある道を歩くような場合に、現役ミスきものはどうしますか?」
(わたし)「そうですね、、、絶対にそういう道を歩きません!」
そうなのです!まず、汚れそうな場所には近づかないことが鉄則です(笑)
ただし、活動中に雨が降った場合などは、
極力、雨に濡れないように、泥はねを残さないように、そろっと移動しています
また、きもの着用前のポイントとしては、このような感じです。
ふだんから首周りを綺麗にしておくこと
着用直前には手を洗うこと
わたしも、お化粧をしたあとに着付けをすることもあるので、
つねにウェットティッシュを携帯しています
最後に消費者との話し方
先生方が、お客様に聞かれる質問はこんな感じだそうです。
『どこに着ていったら良いの?』
『季節は?』
原則的なルールのお勉強も重要ですが、
ミスきものとして目指すべきは、自分なりの考えも踏まえてお話できることだと思います
さて、本選考会まで残すところ、あとすこしになりました
きものの立ち居振る舞い、所作、礼儀や受け答えに必要となる知識も、
最後の仕上げを皆さんしていらっしゃることかと思います
わたくしたち、2017年度ミスきものも、2018年度のミスきものを迎え入れるためにも、
しっかりとバトンを渡していきたいと思います
桑原彩