皆様こんにちは
2024京都・ミスきもの 石田杏奈です
京都市では春分の日を「伝統産業の日」と定めています。
長い歴史の中で培われてきた京都の伝統産業に触れ、親しんでいただくため、
2月〜3月を中心に、多様な企画を展開しています。
この期間、きものでおでかけすると様々な施設で入場無料になったり、
職人さん達の技術が大結集した展示会やワークショップも多数開催されます
なんと!京都市内だけでなく、首都圏においても!
「お茶席体験」を始めとしたワークショップを楽しんでいただけます
私は昨年2023年11月22日に
「伝統産業の日2024」リーフレットの撮影をしてきました
今回は撮影の様子をお伝えしたいと思います!
撮影場所は「無鄰菴」と「平安神宮」でした。
まずは「無鄰菴」!
明治時代に山縣有朋様の別荘として造営されました。
近代日本庭園の傑作であり、国の名勝(お庭の重要文化財)に指定されています。
従来の日本庭園と打って変わり、
「苔」の代わりに「芝」、「松や梅」の代わりに「樅(モミ)」、「池」の代わりに「川」を拵え、自然主義的な新しい庭園観を生み出されました
撮影で使いましたお茶碗は伊藤南山様の「黒交趾(こうち) 光琳松竹梅 茶碗」です。
筒に白泥を入れて絞り出しながら紋様を描く「いっちん」という技法が使われているそうです
お次は「平安神宮」!
京都岡崎の文化的景観として国の重要文化的景観に指定されています
「京都きものパスポート」のポスター撮影の際にもこちらに伺いました
再びこちらで撮影していただけて、なんだか懐かしい気持ちになりました。
鳥居の前で撮った写真はリーフレットにも載せていただきました
こちらからもご覧になれます
ちなみに3月9日(土)の「第29回 京手描友禅作品展」には、2024京都・ミスきものも1人会場にて参加させていただきます
皆さまぜひお越しください
撮影の後には、「京都市勧業館みやこめっせ」の地下1階「京都伝統産業ミュージアム」を見学させていただきました。
こちらはきものを着ている方は無料で入場出来ます
館内では京都市の伝統産業74品目を展示していて、職人さんの実演もされていました
実は今回の撮影で使用した伝統工芸品は、京都市が「京都伝統産業ミュージアム」に寄贈した物をお借りしたのだそうです
また、イベントも定期的に開催されていて、
「小倉百人一首 茶碗」を中心に、古典にゆかりのある工芸品を展示したり、
友禅染めの小物の展示販売なども行われていました
私は写真右上の桜色の風呂敷を購入しました
袱紗代わりに使っています
最後になりましたが
京都市役所クリエイティブ産業振興室の方々、撮影にお付き合いしてくださった皆さま方、本当にありがとうございました。
京都の伝統産業を振興する一端を担えてとても光栄です
最後までお読みくださりありがとうございました
2024京都・ミスきもの 石田杏奈